ディッピーズ活動日記

ドローン空撮と3Dモデリングの技術を屈指して、 ありのままの自然を再現する

このブログのテーマについて

こんばんは。ディッピーズのWAFUです。自己紹介や過去話が一通り片付いた所で、今後このブログで発信して行きたい内容を整理します。

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日本各地でデータ収集を開始 - 左上: 伊豆、 右上: 奥多摩、左下: 石巻、右下: 三好

我々のミッションが固まった所でこれからの活動の軸を考えると、やはり「ディッピーズ」という名前が適切だなと改めて感じました。何故なら文系的な内容と理系的な内容を包括的に発信して行きたいと感じたからです。

 

A. 文系的内容

1. 日本の自然を撮影する旅

まずは松尾芭蕉の様に目で見たこと、肌で感じたことを言葉として具現化する事です。日本の貴重な四季を間近で触れ合い、時の流れ体感する事で人間の本来の姿を覚え直す事ができると思います。この体験を世の中に語って行くことで、忙しい人生を送っている方達も少し立ち止まって今を生きようと思えるヒントになりたいです。

 

2. 旅中に出会うヒッピーな仲間たちや自然を大切にする里山文化

自然のリズムと一緒に生きることを大切にする里山文化はこれから私たちが歩むべき道を考える際に学ぶべき事が多いです。国立公園などで森林を数十年に渡ってお世話をしている方たちはもっとフォーカスされるべきと強く感じるので、彼らと対話や生き方をインタビューして日本特有の里山文化の本質を探ります。

 

B. 理系的内容

3.コンピュタービジョン (Photogrametry)

今のAIブームと呼ばれている時代で飛躍的な進化を遂げているのがコンピュータビジョンと呼ばれている動画解析技術です。その中でもPhotogrametryと呼ばれている分野はドローンを使って3Dモデリングしようという試みに使われます。数百枚の画像から立体的なモデルを生成してくれるソフトウェアは沢山ありますが、その操作・機能開発を行うためにここの知識を高めて行き、そのインプットを勉強用に発信して行きます。

 

4. ドローンの自動運転とカスタマイズ

今までの撮影の中で気づいた一つの課題は3Dモデリング用に最適な画像を収集するには自動運転が不可欠です。手動で色々な角度から撮影するよりも確実に効率的に画像が集められます。さらに今のphotogrametryの技術だけだとまだモデリングの精度が荒いので、補完技術としてレーザーで距離感などをスキャンする事が主流です。しかしこれはかなり高価なドローンにしか付いていないので、自分でこの技術を組み合わせる事ができるか試して見ます。

 

 

簡単に整理してみると勉強する事だらけですが、このブログを通じてインプットを発信する事で覚えを良くするのと同じ課題にぶつかっている人と繋がる事ができればいいと思います。これからの投稿にこうご期待ください!

 

 

起業イベント -Tokyo Startup Gateway 2019- の振り返り

こんにちは。ディッピーズのWAFUです。本日は我々のアイディアが練り込まれた場所であるTSG2019について回想したいと思います。

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当初のホログラムのアイディア。スポーツ観戦、博物館、地図などの適用方法を考えた。

Tokyo Startup Gatewayはアイディアを400文字で投稿するだけで参加できる起業コンペです。この大会に我々は前回の投稿で説明したホログラムのアイディアに「レイザ」という名づけ応募しました。

 

イベントの面白さ

コンペは全体で数ヶ月に渡り、一ヶ月ごとに審査がありました。審査内容は主に①このアイディアが世界をどうポジティブに変えられるのかと②どれだけ我々が実現までの課題を解決できるかでした。

ここの①の部分の解像度を上げるのは楽しいプロセスでした。誰がどういう場面でこんな技術があったら嬉しいだろうかと夜通し議論しました。ホログラムを使う事によって、サッカー観戦なら見れる観客席を即座に変えることができたり、山地図ならより立体的にルートを可視化できると想像しました。我々の真の目的である偉大な自然を寸法大で再現することも容易になると感じました。

実現するための道のり

我々の1番の課題はやはり実現性でした。起業イベントに参加をしてみたものの、アイディアなんて実現するスキルがないとただの妄想で終わる事を実感しました。「素晴らしい世界観を持っているのは分かったが、この技術を実際にどうやって作るの」と審査の人に聞かれると、手詰まり状態でした。

アクションが全くなかった訳ではありません。落合陽一さんのレーザー技術の最新論文を読むことや旅の途中で知り合ったロボットエンジニアの方にヒアリングするなどインプットを増やしました。アクリル板で作る簡易ホログラムなども作成して、やりたいことの本質を探りました。

初歩的な知識を集め、実現の可能性を匂わせることは出来ましたが、第二審査が我々の限界でした。ここで一つの区切りになったのですが、数ヶ月の試行錯誤を振り返りながら自分たちが今出来る事は何なのか議論しました。

自然のデータ集め

元々やりたかった事として自然の素晴らしさをありのまま伝える事でしたが、それが起業イベントを重ねる毎にどうやってホログラムを作成し、その技術がどのような場面で売れるかという視点に切り替わっていました。初心に戻ってみると我々がやりたいことのアウトプットは3Dでも2Dでも本質的には関係ないと感じました。

アウトプットの形が関係ないとなると、まずは自然のデータを集める事が大事だなと思いました。そして色々なアングルから自然を撮るにはドローンが必要だと思い、早速購入。そこから飛ばして遊んでみると、「視点を変える」というテーマにドンピシャでした。

そこからトミカの車を見て、ホログラムでなくても自然の模型が3Dでプリントできたらかっこいいなと思いました。そうするとドローン映像を使って3Dモデリング出来る技術があるということにたどり着きました。

空撮×3Dモデリングで日本の島を再現する

ドローンを使って3Dモデリングするという技術は建設作業の材料管理などで適用されています。しかし人工物はドローンを使ったスキャンに形状が適していますが、これを使って自然をデータするという事は自然の複雑の形が難易度を上げます。課題は沢山ありますが、とりあえず我々は空撮映像を沢山集め、3Dモデリングを試してみることが新しいミッションになりました。

一つのゴールとしては日本列島に数多く存在する島々をモデリングすることです。将来はホログラムのような技術で自然を投射できたらいいなと思いますが、今は現実を見て出来ることから始めたいと思います。

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まずはドローン空撮をして自然のデータ集めをすることがミッションに変わる

 

 

起業イベント -Tokyo Startup Gateway 2019- に参加したきっかけ

2019年5月に元号が令和になってから早くも丸々2年が立ちそうです。あの時の祝福ムードと比べ現在のライフスタイルはガラッと変わっていますが、一旦時を戻して2年前の話をしたいと思います。

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やりたい事を見つける旅に出る

 熊野古道那智の滝を目撃する

元号が変わるので2019年のゴールデンウィークは10連休と長旅をするのに最適でした。そこで僕達は複数の目的を重ねた旅のプランを立てました。

  • 香川にあるABCの実家の田植えを手伝う
  • 車でゆっくりと向かうのでその経路上にある和歌山でキャンプする

和歌山での目的地は、以前から日本最大級である那智の滝に興味があったのでそこに決めました。最初はただの通り道だと思って寄ってみた場所ですがその迫力に二人とも心がいっぱいになりました。

滝の感動を再現したくなる

香川に到着した後も田植えの休憩中や夕飯の雑談話は那智の滝で持ちきりでした。身振り手振りで見た時の迫力、感じた水しぶきなどを他人に伝えようとするもその人達の反応は僕らの初感とは別物でした。もちろん写真や動画などでその経験を共有しても反応は違うもので、2Dのデジタルを介した再現方法だと物足りないもと感じました。

ホログラムの可能性

二人で何が足りないか議論した結果、ホログラムのような3Dで風景を再現できるようにならないとこのギャップは埋まらないと結論づけされました (欲を言えば視覚以上の情報を出力できる次元数)。そこでSFの映画などでよく見かけるホログラム技術が気軽に扱える世界に憧れを持ち始めました。光であれば画面の制限に囚われずに実寸大で再生できると。。。

起業イベントポスターに出会う

東京に帰ってきて普通の勤務生活に戻ると、通勤の電車内のポスターである広告がとっさに目に入りました。

 

東京発・400字から世界を変えるスタートアップコンテスト

これを見た瞬間に頭の中で点と点が繋がりました。(ちょろいもんですね、人間って)

これはTokyo Startup Gatewayという起業イベントのキャプションで、思い切って出してみようとABCと話しました。これまでも一緒に起業や面白い事をやりたいと誰でも思うような事を二人で話してきましたが、実際に動く時が来たと感じました。

 

この時点では今のドローン空撮を使った3Dマッピングのアイディアはまだ思いついてないです。しかし、振り返ってみるとこの起業イベントを通じてアイディアを練った結果生み出されたものだったのでここまで話を戻して見ました。次の投稿では実際の起業イベントについて語りたいと思います。

 

WAFU, Dippies

Dippiesって何?

はじめまして、ディッピーズのABCと申します。
今回はディッピーズの名前の由来と僕たちの目的についてもう少し踏み入ってご紹介できればと思います。

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理想はゆっくりした生活

ディッピーズってどうゆう意味?

英語の「Digital = デジタル」、「Hippie =ヒッピー」からの造語です。
デジタル世代のヒッピー」という意味で命名しました。

デジタル」は多くの方に馴染みのある言葉ですが、「ヒッピー」はあまり聞いたことない言葉じゃないでしょうか?

 

ヒッピーってそもそもなに?

愛と平和を訴え、自然を愛し、人間として自由に生きるスタイルを求めた人々」のことを通称ヒッピーと言います。
ヒッピーの語源は、ジャズ用語のHip(ヒップ=調子を合わせる)Hipped(ヒップド=熱中した)Happy(ハッピー=幸福)が崩れた言葉など諸説あります。

見た目が個性的であったり、好む音楽が特徴的であったりすることが目立ちやすいですが、伝統や従来の制度に縛られることなく、自由気ままな野生の生活を提唱する人たちの総称ともいえるでしょう。

 

僕たちがどうしてヒッピーに憧れるのか

元々海外での生活が長かった僕は時間がある時はバックパッキングをしたり、好きなことは計画性もなく思い立ったら行なったりと比較的自由な環境で生きてきました。そもそもがヒッピー思考な人間だったとも言えます。

大学卒業後、日本に帰国した僕は大都会東京での生活をスタートさせました、昔からドラマや映画でみる東京で住む生活は勿論楽しかったものの、どこか人と人の心の距離が遠く感じたり、違和感を覚えることが多かったのです。

1年ほど経った頃、出会ったのが会社の同期のWAFUでした。彼も僕と同様に海外での生活が長く、日本での生活を少し窮屈に感じているようでした。原因は同じでヒッピーな生活がしづらい環境だと感じたから。

そんな似たもの同士の僕たちは当然の如く意気投合し、いろんなプロジェクトを一緒に行なうようになっていくのですが、その一環でキャンプや音楽フェスに足を運ぶようになりました。いざ東京を離れ、日本の田舎に繰り出してみると、みた事のない日本の絶景の数々に圧倒されてしまいました。美しい景色だけでなく、もっと驚いたのは人との出会い。島で一人で絵を描いているお爺さんや、自給自足で山奥でに暮らす家族など、驚くほど沢山のヒッピーの先人達に会うことができました。

東京で感じた現代社会の窮屈さを経た後に、日本の景色や、ヒッピーの方々との出会x蔦子とで、改めて自分たちの中でヒッピーへの憧れが芽生えたことがディッピーズ誕生のキッカケでした。

 

ディッピーズは何をしていくのか?

冒頭で説明した通り、僕たちは「デジタル世代のヒッピー」です。ヒッピーは自然派で野生的であることから「デジタル」からかけ離れている生活をしている方が多いです。

そんな中、従来のヒッピーと僕たちディッピーズの大きな違いはデジタル思考やテクノロジーを掛け合わせることができることだと感じています。デジタル世代に生まれたヒッピー達だからこそ発信できるコンテンツを通じて日本の美しさをみなさんにお届けできればと思っております。

 

では、これからの更新をみなさんお楽しみに!

Dippies

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ディッピーズの詳しい成り行きブログのテーマについてはリンク先に記載しておきます。 

メンバー紹介

初めまして、ディッピーズのWAFUと申します。この度は我々の思想と成り立ちについて簡単に紹介したいと思います。

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わらび平キャンプ場にて

Who we are

ディッピーズはデジタル時代に生まれたヒッピー二人組の愛称です。東京のIT企業に新卒入社して出合い、週末は自然の中でキャンプするのが好きで意気投合しました。キャンプを続けていく中で、ひょんなことをキッカケに出会ったのがドローンでした。ドローンに触れてから、日本の広大な自然を改めて目の当たりにしたことで、空撮動画を使って自然を3Dマッピングできるのでは?という可能性に気がつきました。この技術を極めれば自分達が旅中に感じる自然の偉大さを再現できると信じ、現在①空撮と②モデリングの技術を高めるため奮闘中です。

 

WAFU(わふー):現28歳 さそり座。

趣味:サッカー好き(リバプールファン)。ロングトレイル。焚き火。

経歴:埼玉→バンコク→ボストン→広告代理店デ ータサイエンティスト→外資系ITコンサルタント

好きな自然: 朝日、巨樹。

 

ABC(えびし):現28歳 おとめ座

趣味:スケボー好き。ドローン空撮。旅。

経歴:名古屋→バンクーバー→広告代理店営業→動画配信プラットフォーム戦略企画→フリーランスコンサルタント

好きな自然: 海、太陽、田んぼ

 

以上が簡単な自己紹介でした。

正直言って二人とも技術的な知識が殆ど皆無で、やりたいことだけが先走っていますが、成し遂げたいパッションはメラメラあります。知識も経験もまだゼロに等しいですが、これから一歩ずつ学んでいき、二人で活動を続けれたらと考えます。夢はでっかくドローン自動操縦、レーザー測量、ホログラム再生など、10年20年かけて仲間を集めつつ頑張りたいと思いますので、手厚く見守っててください。

 

どうぞよろしくお願い致します。

Dippies

 

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